ヘラ絞り加工

ヘラ絞り加工とは

ヘラ絞り加工(スピニング加工)は、金属の円板を回転させながら、ヘラ棒(スピニングツール)で押し当てて成形する加工方法です。
プレス加工のように金型全体で成形するのではなく、一点を押し出すように少しずつ塑性変形を与えていくため、
曲面形状や円錐形、球面形などの立体的な回転対称形状を滑らかに仕上げることができます。

絞り成形品の試作や少量製作に適しており、
金型コストを抑えながらも、美観性・精度に優れた製品を製作できる点が特徴です。

こだまのヘラ絞り加工

こだまでは、製品の形状・数量・用途に応じて、
最適な絞り加工法(プレス/ヘラ絞り/切削併用)を選定し、
試作から少量生産(100個程度〜)に対応しています。

主な製作例としては、

  • フィーダー(ロート)
  • カバー
  • 円形サスペンション部品

などの薄板成形品が挙げられます。

地域に根ざした絞り加工技術

こだまの本社所在地である大阪市生野区は、照明器具製作が盛んな地域であり、
ヘラ絞り加工はこの地場産業の中で長年培われてきた代表的な技術です。

こだまでは、その地域性を活かし、
照明器具やAV機器、電子機器用シールドケースなどの小径・薄板絞り製品を中心に、
お客様のニーズに合わせた形状設計・加工提案を行っています。

長年の経験で蓄積された加工ノウハウにより、
微妙な曲面形状や深絞り形状にも対応可能です。

絞り成形の特徴と技術要素

● 少量試作対応

1個から数百個までの小ロット生産に対応。
量産試作やデザイン検証向けの短納期対応も可能です。

● 簡易金型による柔軟な加工

金型レス・簡易金型を使用することで、
コストを抑えつつ試作精度を確保
製品形状の最適化提案にも対応しています。

● 薄板・小径品対応

板厚t0.3mmからの薄板材料を対象とし、
小径の円筒・ドーム形状などの微細絞り加工を実現します。

● 一貫対応体制

材料調達から溶接・メッキ・表面処理まで、
社内および協力ネットワークによる一貫対応が可能です。

加工方法の組み合わせ

こだまでは、製品仕様に応じて以下の加工を組み合わせることで、
より高精度で安定した絞り成形品を実現しています。

  • ヘラ絞り × 切削加工:小径・薄板部品での寸法安定性向上
  • ヘラ絞り × 溶接:複合形状やアッセンブリ構造への対応
  • ヘラ絞り × メッキ処理:美観性・耐食性を考慮した最終仕上げ

このように、多様な加工法を組み合わせることで、
試作から量産移行までの開発支援を行っています。

技術まとめ

こだまのヘラ絞り加工は、地場産業として発展した絞り技術と、
薄板金属加工のノウハウを融合させた精密絞り成形技術です。

  • 1個から数百個までの小ロット対応
  • 簡易金型での薄板絞り加工(t0.3mm~)
  • フィーダー・カバー・円形構造など多用途対応
  • 材料調達から表面処理までの一貫体制
  • 絞り+切削のハイブリッド加工による高精度成形

これらの技術により、試作・少量生産・開発段階での絞り形状評価を強力にサポートします。

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